建具開口変換(外部変形)

 躯体開口は、平面詳細図の建具記号の値を引用し、躯体図の開口にします。このとき、開口個所が多くなければ一個所ごとに修正し、同じものはコピーして作業を終えることが出来ます。しかし、開口個所が多くなれば直し忘れなどの単純ミスが起きやすくなりますので、こんな時に利用できると思います。

ダウンロードした【kaikou_kutai.lzh】を解凍します。【kaikou_henkan.bat】、【kaikou_henkan.exe】、【kaikou_henkan説明.txt】 、【kaikou_henkan.dat】のファイルが出来ます。これらのファイルを、任意のフォルダ(名前の中に空白を含まない)に移動します。jwwを起動し、「外部変形」で【kaikou_henkan.bat】を指定します。メッセージに従い、指示します。

【概要説明】

1、

平面詳細図の建具記号を躯体図に引用する際の開口H、腰Hを変更します。

2、

変換対象とする建具符号のキーワードを入れ、完全一致、含む、正規表現を指定します。正規表現については、ruby、perl等と少し異なるかもしれません。      正規表現の本を探す

3、

範囲検索の値は、建具符号の文字左下を基点にして半径を1/1で指定します。この範囲内に存在する文字が検索の対象になります。

4、

複数選択した場合、どの文字を修正したかわからなくなるため修正した文字色を変更できるようにしてあります。

5、

開口天端レベルは、基準レベルからの値を両括弧付で補助色で描画します。天井高、梁底レベルと照合して干渉をチェックするのに役立つと思います。

6、

加算する値は、現在の値に加える値(開口Hについては、20。腰Hについては-90等)を入れます。

7、

本ソフトは、選択した文字の中に全角文字がある場合、実行を中止します。

8、

任意文字、SXF対応拡張線色・線色には対応していません。

9、

レイヤグループ、レイヤーは、処理していません。現在のレイヤグループ、レイヤに入ります。

10、

本ソフトを、起動する為には別途.NET Framework2.0以降が必要です。