dme(直接文字編集)

 完成図あるいは竣工図を整理しているときに工事名を変更するケースがありました。少ない図面なら一枚づつ開いて修正をするのですが、枚数があると困ります。そんなケースで使えると思います。

 ダウンロードした【dme.lzh】を解凍します。【dme.exe】、【dme_2.exe】、【dme.bat】、【dme説明.txt】のファイルが出来ます。これらのファイルを、任意のフォルダ(名前の中に空白を含まない)に移動します。
 既存のファイルに、文字を追記する場合は、事前に目的の図面を開き「外部変形」【dme_2.bat】を実行し、文字を挿入する位置を指示します。その後、【
dme.exe】を実行します。
 既存のファイル中の文字の訂正、削除は【
dme.exe】を実行します。

 上記の画面で、目的のファイルをエクスプローラーなどで選択し、ドラッグし実行します。

【概要説明】

1、 1

追記の場合
追記する場合、図面中のどの位置に文字を持ってくるかを指定しなければなりません。そのため、追記しようとするファイル或いは、図面サイズが同じファイルを開き、外部変形−【dme_2.bat】を実行します。

2、

記入する位置(文字列の左下基準)の要求に従い、位置を指定します。この指定の際、レイヤグループの縮尺は以後の処理で影響されませんので、どこのレイヤグループ、レイヤを気にしないで、文字を記入する位置を指定します。

3、

終了した旨のメッセージが出ますので、このファイルを閉じます。このときに、記入位置などの情報を含んだファイル、【dme.txt】が外部変形【dme_2.bat】の保存先に出来ます。
ここまでが、追記する場合の前準備です。

4、

【dme.exe】を実行します。メイン画面が出ますので、作業の指定を行います。

5、

追記文字の指定を行います。文字を追加するわけですから、細かな指定を行います。グループ、レイヤ、文字種(任意の場合は、文字幅、文字高、文字間隔、文字色、フォント、追記する文字列を指定します。

6、

連続した図面番号を追記する場合は、連番にチェックを入れます。前付け、後付けは、追記する文字+連番の場合の指定です。初期値は、1など指定します。初期値の指定で、例えば「0001」などのように指定すると、4桁で連番を追記します。増加値は、頭に「0」は付けないでください。

7、

追記したいファイルの指定を行います。エクスプローラーから対象ファイルを、リスト内へドラッグ&ドロップで持ってくるか、「ファイル選択」ボタンで指定します(複数選択も出来ます)。

8、

保存条件を指定します。ファイルを上書きするか、別名保存するか(ファイル名の前に付ける接頭語や、前付け後付けの指定)、保存フォルダを指定します。ここでの注意は、保存する場合の同名ファイルのチェックは行っていません。

9、

連番を付けるファイルの順番は、昇順です。リストボックスの表示が昇順にしてありますので、この順に連番が追記されます。

10、

指定も終わり、実行すると【dme.txt】の読み込みの要求がありますので、前記で説明したとおり【dme.txt】の場所を指定します。

2、 1

編集の場合
追記で行った、【dme.bat】を実行する必要はありません。【dme.exe】を実行します。メイン画面が出ますので、作業の指定を行います。

2、

探す条件と、変更する条件を指定します。ここでの条件の指定は、軽いものにしてあります。探す条件で指定したものを探しますので、文字のみを指定した場合は、グループ、レイヤ、文字種などは、検索しません。変更する場合も同様です。但し、文字を対象にしていますので、最低限文字の指定は行わなければなりません。

3、 1

削除の場合
追記で行った、【dme.bat】を実行する必要はありません。【dme.exe】を実行します。メイン画面が出ますので、作業の指定を行います。

2、

探す条件の指定は、上記「4、編集の2」と同様です。

4、

ファイルの読込み、書込みが失敗した場合は、失敗したファイル一覧を表示しますので、jwwで開いて編集を行ってください。

5、 複数の文字を置き換える場合
 

エクセルやテキストエディタで対比表を作ります。%%置き換える文字+TAB+置き換えたい文字+改行で複数の対比表を作り、適当な名前を付けて保存します。

 

上記操作画面中ほどにある「RE_FILE」ボタンから先程保存したファイルを指定します。