Size_value_copy(外部変形)

 施工図の変更修正は必ずあるもので、職人さんや担当者に何処を訂正したかが分かるようにしなければいけません。
 CADを使っているとその修正は簡単にできるのはいいのですが、図面として出すタイミングによって何処を修正したかが必要になる場合があります。寸法なら前の値に取消線を引いて修正後の値を示す。
 変更部位をわかりやすくするために、雲マークなどを付けるなどします。修正履歴も日付と起因も記載したほうがいいです。
 このアプリケーションは、前の寸法値のコピーと取消線を同時に描くものです。単純に寸法値をコピーするだけなら、文字コマンドから右クリックで出来ます。

 ダウンロードした【Size_value_copy.lzh】を解凍します。【Size_value_copy.bat】、【Size_value_copy.exe】、【Size_value_copy説明.txt】 他のファイルが出来ます。これらのファイルを、任意のフォルダ(名前の中に空白を含まない)に移動します。jwwを起動し、「外部変形」で【Size_value_copy.bat】を指定します。メッセージに従い、指示します。

 上記の画面で、1)位置指示を選んでみます。これは、寸法値の複写位置をマウスで指定するものです。


 

 寸法値を複写したい範囲を選択します。この場合、一律の位置に複写しますので、注意が必要です。縦の寸法と、横の寸法が選択されていると、複写されたものが離れてしまったりとか、寸法と重なってしまうなどなります。このモードは、寸法の同一方向のものを対象にしてください。


(実行結果)

上記の画面で、2)上下左右を選んでみます。これは、寸法値の複写位置を上下左右方向で指定するものです。複数の寸法値に対して行うものです。


(実行結果)

 

 

【概要説明】

1、

作図属性は、書込みレイヤー、書込み線種になっています。作図の際に、適切なレイヤー、書込み線種を選択してください。

2、

一度に複数の寸法図形値を選択することは出来ますが、基準点から指示点への複写が基本動作であるため、傾きを持った寸法図形が複数混在した場合は注意が必要です。