展開図作図外部変形

ダウンロードした【S_tenkai.lzh】を解凍します。【S_tenkai.bat】、【S_tenkai.exe】、【S_tenkai説明.txt】 他のファイルが出来ます。これらのファイルを、任意のフォルダ(名前の中に空白を含まない)に移動します。jwwを起動し、「外部変形」で【S_tenkai.bat】を指定します。メッセージに従い、指示します。

作図概要は、作図する基準を指定。基準線を指定して、各点を指示する。

下記で、8)基準点指定を選択

 


(展開図を作図するときの基準線:FLラインと通芯の交点)

平面図の基準線:この線からの最短距離で位置を計算し作図します 。つまり、展開図の縦基準線からの離れを、この最短距離でアイテムを配置します。)

以後のメニューの指示点は、全て平面図上での指示となる。
下記で、1)建具姿 (L) を選択


建具符号は、建具記号、腰高、開口H全てをいいます。この選択が不正な場合は、正常に値を取得できません。
 
建具姿図作成用の作業画面

 上記の画面で作図したい建具、欄間、オペレーター、ドアクローザ、取手、キックプレート等を指定する。
W寸法は、先の指示点から計算して入力されます。H寸法は、建具符号を囲った値から入力されます。
 連窓にも一部対応しましたが、途中で建具形状が変わるケースには対応できていません。
 建具符号が、AW、AD、Fの場合、框に相当するものを描きます。
 取手についても建具符号から判断してあり得ない組み合わせは排除しています。その為使用環境によっては、希望のものを選択できないケースが出ると思います。

上記の画面で赤枠のメニューを選択すると、下記の画面が出ます。

ver1.0.0.3でオリジナルアイテムを追加できるようにしました。このオリジナルアイテムのデータは、jwwの座標ファイルを利用します。フォーマットは同じですので、簡単に作成できます。

作成、登録方法を簡単に説明します。
 jwwの操作で「座標」を選択します。

 すると座標ファイル「ZTEMP.TXT」がフルパスで表示されます。ここで、「ファイル書込」で登録したい図形を選択し、基点を指定して実行します。そのファイルは、上図にあるようにC:\Documents and Setting\   \デスクトップ\ZTEMP.TXTに保存されます。このファイルの名前をアイテムの名前に(ファイルの長さは長くならないようにしてください)変更します。

 この「S_Tenkai」のソフトが保存してあるフォルダの下に「wall_item」というサブフォルダを作成します。

 このフォルダに先程名前を変更したファイルを移動します。これだけです。このソフトが起動するときに、このフォルダに保存されているファイルを探して、アイテムのコンボボックス(アイテムを選択するボックス)に追加し利用できるようになります。しかし制限が一つだけあり線種の指定が出来ないようになっていますので、アイテムを登録するときに希望の線種に変更してから登録してください。

 

 共通のメニュー画面を使用していますので、他の処理に関する値も指示できますが、この画面から他の作業を実行することはできません。上記画面では、 壁面設置アイテムにチェックが入っていますがこれを変更して巾木を選択するなどということはできません。
 また、上記展開図中にグレーになっているボックスがありますが、この部分は自動で計算されますので、直接値を入力することはできません。
 ■壁、床、天井
 指示したポイントに壁を描きます。よって、上記画面の天井高の入力は必須になります。複数の指示点から最近、最遠のポイントを探し出し、天井、床を描画します。また、上記画面中の「最近点を壁芯にして作図する」 、「最遠点を壁芯にして作図する」が選択されている場合、この点に壁芯を描きそれぞれ2番目に近い点、遠い点を基準に天井、床を描きます。
 ■巾木
 指示したポイントに巾木を描きます。よって、巾木Hの入力は必須となります。壁面の途中に掃き出しの窓があって、巾木が切れるケースは、それぞれ別に巾木の始点 、終点を指示する必要があります。
 ■クーラー補強板
 クーラー用補強板に限らず、各種の矩形の点線を描画します。この基点は、左下になります。点種は点線固定で変更できません。
 ■壁面アイテム
 壁面設置アイテムは、クーラースリーブ、換気口、差圧給気口、換気扇、エアコン、コンセントボックス、スイッチボックス、モジュラージャックボックス、テレビコンセントボックスを選択できます。換気扇、エアコンのみ線種を変更できます。他のアイテムについては、線種を変更できないようにしてあります。
 ■手摺
 指示したポイントに手摺を描きます。ブラケットは、1,000以内で両側均等割りで割付を行います。また、左側、右側に手摺の断面が必要な時は、指定により手摺の断面を描画します。
 クランクした平面に取りつく手摺を描く場合は、見付面について始点、終点を指示し各点の状態(入隅、出隅、(これを指定しない場合は手摺の始まり、終りの形状を描きます))を 指定する必要があります。
 ■構造柱梁
 指示したポイントに構造柱、梁のラインを描きます。天井内に上階の梁が出てしまうような単純作図ミスを防ぐのに役に立つと思います。この処理は、単純に柱梁の見付面を描くもので、勾配付きの梁には対応できていません。また、梁断面、スラブ断面を描く事はできませんので、この作図には「haridan」を利用ください。
 任意文字、SXF対応拡張線色・線色には対応していません。
 レイヤグループ、レイヤーは、処理していません。現在のレイヤグループ、レイヤに入ります。
 本ソフトを、起動する為には別途.NET Framework2.0以降が必要です。