施工図記号作成外部変形

 施工図記号をつくるときにどのように作成されてますか?。以前に作図した図面を開いて、複写しそれを編集して作るなど方法は人それぞれです。基礎記号、梁記号、スラブ記号はまだ数が少ないほうですが、建具符号、仕上げ表となると結構あるものです。
 仕上げ表はエクセルデータで仕上げ表のフォーマットに直して、それをエクセルから持ってくるなどしていましたが、微妙なセルの巾等の調整が後から修正するのが大変なので、もっといい方法はないかと考えました。一覧表でできているデータを利用して、これらの記号を作れるようにしたのが本ソフトです。

 ダウンロードした【BF_Sign.lzh】を解凍します。【BF_Sign.bat】、【BF_Sign.dat】、【BF_Sign.exe】 、【beam_sign.dat】、【BF_signHelp.chm】、【sample.xls】のファイルが出来ます。これらのファイルを、任意のフォルダ(名前の中に空白を含まない)に移動します。

 最初に用意しておくものとして、基礎記号、梁記号、スラブ記号などの元になる一覧表。付属の「sample.xls」には、下記のようなシートが入っています。一応このシートは検疫しています。

基礎一覧

梁一覧

スラブ一覧

建具一覧

任意図形(仕上げ表)

 jwwを起動し、「外部変形」で【BF_Sign.bat】を指定します。

 上のメニューから作図したいものを選択します。

 ■基礎記号

 sample.xlsを開いて、基礎記号のシートを選択します。

 作図したい基礎の一覧を上図のように選択し、コピーします。

 「クリップボードからデータを取得」を選択する。

 実行ボタンが利用できるようになりますので、「実行」を押します。

実行結果 

■梁記号

 sample.xlsを開いて、梁記号のシートを選択します。

 作図したい基礎の一覧を上図のように選択し、コピーします。
 「クリップボードからデータを取得」を選択する。

 実行ボタンが利用できるようになりますので、「実行」を押します。

実行結果

■スラブ記号

 sample.xlsを開いて、スラブ記号のシートを選択します。

 作図したいスラブの一覧を上図のように選択し、コピーします。
 「クリップボードからデータを取得」を選択する。

実行ボタンが利用できるようになりますので、「実行」を押します。

実行結果

■建具記号

sample.xlsを開いて、梁記号のシートを選択します。

 作図したい建具の一覧を上図のように選択し、コピーします。
 「クリップボードからデータを取得」を選択する。

 実行ボタンが利用できるようになりますので、「実行」を押します。

実行結果

■任意図形

 任意図形には決まりがありますのでその説明をします。

  • 上図のように「%」の後に文字がありますが、以後のエクセルの選択する際にこの「%」に続く文字を列欄に記載することで、この列欄にある文字に置き換えながら図形を作図します。つまりインデックスになる文字です。

  • この文字は、図のように緑であれば緑の文字で、この文字の基点が左下であれば左下の文字で、文字の方向が上方向であれば上方向で、その属性を引き継いだ文字で作図します。

  • 対応できる図形は、文字、円、ソリッド(三角、四角、円ソリッド)で、それ以外のものは対応出来ません。

  • このインデックスにあたる文字については、他の文字と重複しないように設定することが必須です。

sample.xlsを開いて、仕上げ表のシートを選択します。

 「クリップボードからデータを取得」を選択する。

 実行ボタンが利用できるようになりますので、「実行」を押します。

 エクセルの選択範囲に空の行があった場合は、上図のように任意図形も一つ分、離れて作図されます。

 作成出来る個数には制限があります。ライセンス認証が済めば、この制限はなくなります。